【34】東洋医学とのかかわりの模索(鍼灸マッサージを中心に)

日時:6/10(火曜)19時~21時

会場:鴨川市ふれあいセンター 2Fホール

幹事:鴨川市立国保病院

テーマ:東洋医学とのかかわりの模索(鍼灸マッサージを中心に)

内容:

プログラム
(1)東洋医学の初歩の初歩  (鴨川市立国保病院 関)
東洋医学に触れたことのない方にもわかりやすいよう、
専門用語を極力使わず、東洋医学で用いられる手技をご紹介しました。
鍼灸マッサージに親しみをもって頂けたらと思います。

(2)開業鍼灸院の立場から  (鍼灸マッサージ師 山崎氏)
山崎氏は、鴨川の長狭地区で鍼灸院を開かれています。
東洋医学の源流に触れるため中国・アジアの国々を巡られた経験、
三宅島や当地での活動の軌跡、当地での利用者傾向や取り組みについて
お話しいただきました。
東洋医学としてだけでなく、地域医療・多職種連携についても考える機会となる内容でした。

(3)緩和ケア病棟にも関わる立場から (鍼灸マッサージ師 才村氏)
才村氏は、花の谷クリニックで鍼灸師として緩和ケアに携わっています。
人の生と死について悩まれたのを契機に当地の緩和ケア病棟との接点をもたれたこと、
体力低下の進んでいる利用者にどう関わるかを検討されたことなどを
お話しいただきました。
死生観・末期患者へのアプローチについて、真剣な取り組みをされていることがわかりました。

(4)他地域も含めた西洋医療・鍼灸治療の関わり (東京有明医療大学 高梨知揚先生)
高梨氏は、鍼灸師として東京の大学で教育に携わりつつ、花の谷クリニックにもフィールドワークとして
かかわられています。
鍼灸師として活動し始めたころの、多職種連携の必要性を痛感した事例の紹介を中心に
東洋医学と医療機関の連携の必要性と実情について、お話しいただきました。
連携のとりやすい関係を作っておくこと、どんなことをしているかを知っておいてもらうことが
大切とのことでした。

(5)関わる医療者から  (花の谷クリニック 伊藤真美先生)
伊藤先生からは、以前にインドの伝統医学であるアーユルヴェーダーについて留学された経験を
お話しいただきました。
東洋医学というと中国のものを想像しがちですが、インドにも歴史の深い医学が根付いています。
世界や歴史にも広い視野が必要と感じさせるお話しでした。

参加者数(職種別)、参加施設数:22施設、85名

医師 12、歯科医 2、看護師 6、歯科衛生士 4、歯科技工士 2、リハビリ 5、鍼灸師 4、介護・SW 35、行政 4、教育 4、事務 5、その他 2